秋田の山奥の渓流は岩魚の楽園だったお話

上流域の早瀬

どうもこんにちわ。

 今回は前回の午後の部です。
Aさんが所用のため午前中で離脱しましたのでBさんと米代川支流域の上流へ行ってまいりました。
最後の民家から8キロ程山奥へいった上流域となります。上流域は途中に大きな堰堤があり山女魚にとっては魚止めとなります。よって上流域は岩魚の棲家となります。人的プレッシャーも少なくなり多くのヒットが期待されますが果たして岩魚はどっかんどっかん出たのでしょうか?

上流域は岩魚の楽園…!

米代川の支流域の上流部
米代川支流域上流編スタートですっ!

 まず入渓して感じたのが藻も無く底の石が丸見えな程水が綺麗と言うこと。清流とはこのことなのでしょう。それでいて深い溜まりのところはエメラルドグリーンの様な美しさがあります。
 実はこちらの上流域は前も来たのですが、その時は雪代も多く増水で入渓出来ませんでしたので支流域の枝沢を攻めたのですが今回はガッツリ支流域を攻めることが出来るようです。

米代川上流域の瀬
こういうところで出ると渓流釣りに来たね~って実感沸きますね!

 夏場はアップキャストよりダウンキャストと言われますが、ここは上流域。夏場にしては水温も低く活性が高いことも予想されます。入渓地点からすぐにいい感じの瀬を発見。瀬尻から流れ込みにキャストすると

ヒレピンの岩魚
早速出ますねぇ!

 サイズは小さいながらヒレピンの岩魚がヒットします。アップでもこの喰いっぷり。ルアーを今年初めて見たんじゃないかと言わんばかりの活性の高さです。そして少しでも足を進めると瀬尻からガンガン岩魚が走ります。ここはまたまたソリッド・スネークばりのストーキングが求められます。

流れ込み脇の溜まり
岩魚はここにいる…もらった!って奥の笹藪が怖いよ!

 お次はこちらの流れ込みが連続しているポイントに到着。白泡が連続し岩場も多いためキャスト、アプローチに難儀しそうなポイントです。ここは目ざとく流れが緩くなるところを見つけそこにピンポイントでキャストします。岩魚はこんなところにいて餌を待っているだろうな…と思いつつキャストをすると

Dコンタクトと岩魚
上流部の岩魚は本当に綺麗な魚体をしていますねぇ

 ここでもサイズの小さい岩魚がヒットします。ベリーフックに食いついてくるなんて着水と同時にバイトしてんじゃね?と言わんばかりの活性の良さです。着水からすぐ巻くといくら活性が良くても岩魚がバイトしきれないのですこしカウントダウンしてから巻く…と言うのも有効かもしれません。
 この調子で午前より出して行くぜぇ!

山奥の堰堤に到着します。

山岳に佇む堰堤
マイナスイオンをガンガン感じられそうな堰堤ですね…

 足を進めるととても落差20メートルはあろうかと言う堰堤に到着。それでいて水量が少なく水深は浅いことが予想されます。それでも山奥の堰堤ですのでここは…大岩魚の予感!と思いキャストしますが、瀬尻が短くルアーがすぐに帰ってくるため中々ヒットしません…ルアーを沈めようとカウントダウンを掛けますが流れに押されルアーがすぐに帰ってくる始末。ここは右端の流れが緩くなるところを狙うと…

オレンジベリーの岩魚
体色の黒っぽさ、お腹が黄色い具合が山岳の岩魚って感じ

 なんとか岩魚がヒット。ここの堰堤を立ち去ってから思いましたが、もしかしたら堰堤の端に立ちクロスキャストをしてみてもよかったかもしれません。このような堰堤はカメラなどで水中を撮ると岩魚の姿を捉えれるかもしれませんね。僕のウデで撮れるかは分かりませんがw

渓流の小堰堤
もういかにもな堰堤…ここはボトムを取って慎重に誘います。

 先ほどの堰堤から車に戻り更に上流域に行くと今度は小さな堰堤に差し掛かります。今度は水深もありかなりの岩魚の数が予想されます。
 キャストしてすぐに巻くのではなくすこし沈めてボトム付近をゆっくり巻くと…

傷だらけの岩魚
皮の傷が渓流の厳しさを物語ってます。

 源流域とも言えるような渓相に相応しい岩魚がヒットします。よく見ると魚体には細かい傷がいくつも…恐らくは他の岩魚との競合だったり増水時の激流を耐えてきたのでしょう。小さいながらもこの猛々しさが上流域の岩魚と言うのを感じさせます。

 とここで先ほど思ったカメラを突っ込めば岩魚が撮れんじゃね?と思いが過りましたのでここはカメラを堰堤に沈めてみます。するとそこには…

岩魚の水中画像
岩魚がいっぱいボトム付近にいます!うひょひょ~

 ボトム付近や駆け上がりに岩魚が多数見えます!ルアーを投げるとそれに反応してくる様子も見られました。映像などでこのような画を見てきましたがいざ自分の目で見るとかなり感動します。岩魚いっぱいおるやん!と思いキャストしているとBさんにヒットが出ます。

ネットの中の尺岩魚
上流域での大岩魚は迫力あります!いいね~!

 出たのは見事なヒレで大物よろしく顔の厳つい尺岩魚。この堰堤の主であり親だったのでしょう。
こちらの堰堤は白泡の奥が深く抉れていましたので恐らくはこのエグレにまだまだ岩魚がいるのでしょう。もしかしたらこれ以上の大物も潜んでいるのかもしれません。

岩魚が出る上流域は…います

 夏場にも関わらずこの活性はいいね~!といいねボタンを連打しながら遡行していましたが、ふと川べりに目をやるとやっぱりあります。

熊の足跡
山奥では見ないわけがない

 偶蹄類のような蹄ではく、かと言って狸のような小さな足跡ではない…これはツキノワグマっすね。これは忌憚のない意見ッス。
 風化もしてないので恐らくは前の日か当日の足跡でしょう。慌てて爆竹を鳴らしまくります。山奥は山に住む動物の棲家になりますのでここは人の気配を感じさせながら足を進めます。
 この時期は夏ながら山奥は標高も高くなり過ごしやすい気温になりますので熊も活動しやすいのでしょう。慎重に進みます。

長い瀬尻
ここはロングファイトでした。この取り込みまでの駆け引きが興奮します!

 爆竹を鳴らしながら進むとこちらの流れ込みに到着。流れ込みが狭くなりその落込みの水深が深くなりそして瀬尻が広くなるというおあつらえ向きな渓相です。ここは近づきすぎず遠方からロングキャストを試みます。キャストしてすぐにロッドが大きくしなります。ゆるゆるのドラグが多少戻されましたのでこりゃ大物!と感じつつロッドを左右に振り岩魚の体力を消耗させます。そして出てきたのは…

上流の尺岩魚
上流域の尺岩魚は興奮します!

 ここで僕の写真のウデの無さが出てしまい迫力が伝わりにくいのですがルアーをがっぷり加えた尺岩魚がヒット。上流域は貧栄養素地帯が多いと言われ魚も大きくなりづらいと言われますので上流域での尺岩魚のヒットはかなり興奮します。
 秋田県・岩手県は渓流釣りが盛んな地域と言われますが山奥でもこんな岩魚が出るなんて米代川の支流域の上流域…さすがです。この辺に生まれてよかったぁー!(古い)

最後も堰堤に到着。そして…大物が出ます!

 

上流域の透過型砂防堰堤
上の倒木がこの川の増水時の激しさを物語ってます…

 西日も差し掛かっている中最後はこちらの堰堤?に到着。上にかかる倒木が増水時の激しさを物語っています。しかしながら倒木があり水量も少ないのでここらの岩魚にとってはここが魚止めになっていると予想されます。落込みが左右にあり僕は右の小さな落込みを、Bさんは左の落ち込みを選択。もう絶対大物いるでしょ!とはやる気持ちを抑えながら落込みに向かいます。

倒木の下の落込み
出る!と言わんばかりのポイント!そこで出たのは…

 こちらの落ち込みは本当に範囲が狭くそして木々が絡み合いキャストを困難にさせるポイントでした。木に掛けてしまえば回収によって岩魚のスレが予想されます。しかしながら木々の隙間で岩魚は餌をじっくり待っているでしょう…ここは慎重に落込みの奥にキャスト…するといきなり水面からでも分かるような大岩魚がチェイスしてきます。
 分かってはいたのですがいきなりすぎて足が震えましたw がここは落ち着いて再び奥にキャスト。その瞬間大岩魚が再び顔を出しドラグがジジーッと激しい音を鳴らしながら戻されます。今度は近場からのキャストでしたので勝負は一瞬でしたが出てきたのは…

上流域の尺岩魚
顔が厳つい~!もはや何も言うまいなイケメン岩魚

 先ほどの尺岩魚をこえる35センチ前後で黄金に輝くような魚体の尺上岩魚がヒット!上流域でのこのサイズでしたので興奮はMAXに達しました!w
 そのご尊顔もここらので主を思わせるようなかなり厳つい顔をしています。
こんな岩魚ヒットしたらその場で刺身にしたくなる…と思いましたが、上流域の数少ない尺上岩魚でしたしそもそも僕は捌く道具を普段から持っていないのでここはリリースします。

堰堤の落込み
キャストしなくとも大物がいると分かっちゃうくらいの堰堤です…

 Bさんはこちらの落ち込みで僕が釣ったのと同じサイズの岩魚と3度程格闘しましたが、惜しくもここにはバイトにならず。両脇に尺上の岩魚が定位しているなんて秋田の渓流はアツすぎます。それに逃したのであれば再びここにくる理由が出来ましたね。熊がめっちゃ怖いけど…

 尺上岩魚がヒットしたところで今回の釣行は終了。
夏場は活性が落ちる中、ここまで岩魚がヒットするのは上流域のいいところです。しかしながらルアーを見慣れていないネイティブな岩魚たちとは言えルアーのトレースコースやポイントを外せば一転して殆どヒットしない状況にもなります。

 今後はそこらのポイントや本流域とはまた異なった上流域の攻め処を考察してけたらと思います。
それではまた会いましょう。

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